第十六話 友子

 

次の日の野球部のロッカールーム

俺「あいたたた・・・」
俺は昨日の1000週ランニングが効いたのか、筋肉痛に悩まされていた。
友子「あれ?どうかしたの。」
友子が入ってきた。
俺「どうかしたの、じゃないよ。昨日の1000週ランニングのせいで筋肉痛で痛いんだ。いたた・・・」
友子「さすがにアレはやりすぎたかしら?」
俺「やりすぎだ。」
友子「それじゃ、私がマッサージしてあげるわ。」
俺「できるのか?」
友子「なめないでよ。」
俺「それじゃ、たのむよ。」
友子「分かったわ。」
俺はマッサージをしてもらった。

「ギュギュッ」
俺「あー・・・そこだ。はぁ。結構うまいな。」
友子「あたりまえよ。なんたって私がやってるんですもの。」
俺「えっ・・・それはどうかな・・・」
友子「うるさい。」
友子は思いっきり俺のつぼを押した。
俺「うげっ!いたたたた・・・だめだ。痛い!痛い!」
友子「ごめんごめん。これでいいんじゃない?」
「ギュッ」
俺「あ!そこそこ。あー・・・いいわ。はぁ。」
友子「終わり。どう?」
俺「おっ。体が軽いぞ。痛さなんて吹っ飛んだわ。」
友子「あら、よかった。」
俺「よーし!元気になったぞ!練習行ってくるわ!」
友子「・・・」

原板キャプテン「おう!川崎。」
俺「あ、キャプテン。」
原板キャプテン「えらく元気そうだな。」
俺「ええ。ちょっとマネージャにマッサージしてもらいまして。」
原板キャプテン「そうか。あの時は仲が悪そうにしていたが、やはり斉藤が言ってたとおり仲がいいんだなぁ!うらやましいよ。」
俺「えっ!そんなんじゃありませんって!マネージャーとしてやってもらっただけで・・・」
斉藤君「いいわけは見苦しいぜ。熱々カップルよ。」
俺「いつの間にいたんだよ・・・」
原板キャプテン「そんなことよりだ。どうだ。アレしてみるか?」
俺「アレ・・・ですね。やりましょう。」

原板キャプテンに連れられて、俺は例の自転車のある場所まで行った。
俺「今回のノルマは?」
原板キャプテン「今回は上の中の下だな。ノルマは・・・200だ。」
言うのは忘れていたが、俺はすでに中の級はすべてクリアしていた。
俺「やってやりますよ。」
原板キャプテン「期待してるぞ。」
俺は原板キャプテンがタイマーをセットするのを確認すると、自転車をこぎだした。

一分後
俺「うおおおおおお!!!!!」
「ピピピ・・・」
原板キャプテン「終了!ただいまの記録は・・・382!すごいじゃないか!お前の最高記録が165だから・・・217回上回ったってことだ。それと上の中の中のノルマが360回だからそれも合格だ!」
俺「やった!」

 

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