パワプロクンポケット５（ＧＢＡ）

　

発売日は２００３年１月２３日。
お年玉で買わせようというコナミの魂胆丸出しである。

　

　

１、モグラーズを優勝に導け！

　

本作の表サクセスはパワポケ２のドリルモグラーズ編の続きである、大神モグラーズ編である。

主人公は昨年、新人王を獲得した球界のスター選手（小杉）である。
ところが主人公はモグラーズのお荷物選手（万年２軍）とぶつかって中身が入れ替わってしまう。
お荷物選手となってしまった主人公は黒野博士の助言により一軍を目指し（そうこうしているうちに、大神カンパニーに球団が買収される。）
そして、モグラーズを日本一に導く。
モグラーズの選手・監督・コーチ・彼女、そして元お荷物選手を巻き込んだ、元の姿を取り戻すために奮闘する主人公の物語である。

なんか、こう書くと混乱してしまうが、さすがパワポケといったところか。
５に限った話ではないが、ぶっ飛んだストーリーである。
絶対に本家パワプロにはない内容といえるだろう。
ミニゲームについては後で説明するが、本作は良作ぞろいである。
そして、元お荷物選手、彼女候補との駆け引きのなんとも言えない面白さが、このサクセスの一番の魅力であると言えよう。
内野手を外野に入れたりするバ監督、北条はいるが。
慣れれば安定して良い選手が作れるし、優勝も楽にできるようになるので
筆者がパワポケで一番好きなサクセスといえる。

　

２、敵領地をとるべし！とるべし！！とるべし！！！

　

そして、本作の裏サクセスは忍者戦国編である。
戦略シュミレーションゲームといった名称が似合うだろう。

とある国の姫様が野球人形を見てみたいと言ったことから物語は始まる。
野球人形を完成させるためには３つの珠（心・技・体）を必要とするのだ。
この国ではまだ、その珠を作り出す技術はなく、南蛮から伝わったそれぞれ一つずつしかなかったのだ。
どうしようかと考えた殿様は風賀の国に使者を出した。
しかしその途中で３人の使者は喧嘩してしまい、３つの里に同じ依頼書を出してしまう。

月光・火竜・水虎の３つの里の頭領は相手よりも早く珠を集めようとし、
風賀の国を三分する大戦争が始まってしまった。

ストーリー的にはこういったところか。
とにかく敵の城を落とし、珠を手に入れ、野球人形を作るのが目的となる。
月光・火竜・水虎の３つの里それぞれをプレイすることができ、内容はかなり良作であると思う。
過去の作品のキャラも多数登場し、ファンにはうれしいサクセスでもある。
仲間にできるキャラは３２人にも及び、自由度は比較的高いと言えよう。
（個人的に鋼と威流の登場がうれしい）
そして、怪物選手を作れるのも大きな特徴であり、
特に月光編ではオールＭＡＸ＋特殊能力１５個なんていうのも慣れればわけなく作れてしまう。

これも裏サクセスの中では筆者が一番好きなサクセスである。

　

３、その他

　

メインの部分は終わったので他は、その他として解説しよう。

野球・・・まあ、パワポケだし期待してなかったけれど。やっぱ、パワポケ。

俺のペナント・・・３年目で敵が全てデビルスターズになるのはやめてほしい。
　　　　　　　　　　３年やっているうちにどうも飽きる。

ミニゲーム・・・全てが良作と言えよう。非の打ち所なし。
　　　　　　　　 特にハコdeグチャッと弾出る飛行機ぴゅんぴゅんぴゅん２が素晴らしい。
　　　　　　　　 この二つはついついハイスコアを目指してしまい、ハマれる。

アルバム・・・やりこみ要素たっぷり。
　　　　　　
サウンド・・・良いと思う。
　　　　　　　筆者はモグラーズの２軍の試合のやつとアルバムが好き。
　　　　　　　前者は本家パワプロ１１のマイライフの２軍のテーマに
　　　　　　　アレンジされて使われているので耳にした人も多いだろう。
　　　　　　　パワポケファンとしてはこういうのは嬉しい。

全体的に良いと思う。
特にドリルモグラーズ編をプレイしたことがある人にはおすすめ。

　

総合評価…Ａ（１５）

個人的評価…Ａ（１５）

　

０５．１．１８　記述

記述者：コウジさん

　

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