転入先

 

長村と松山はバスの中で話していた。話は今後の行き先はどうするかということだ。長村は大阪の名門・CL学園か西日本大附属にすればいいと言っている。
松山が
「CL学園がいいが家から離れすぎているからなぁ、確か富田林だろ。俺、西区に住んでるからな」
「まあ、そう言えばそうだな俺は西成区に住んでるし。じゃあCLはボツで西日本大も似たような距離だし」

その時松山がふと気づいた。西区と西成区の間に何区があったか。そうだ、浪速区だ。浪速区にある高校、それもけっこう強い、あった。
「長村、関体大浪速商だ!」
「関体大浪速商?なんだそれ?」
松山は呆れながら
「浪速商業だ浪速商業、よし、そこだ!」
「ああ、浪速商業か、よし、家からもそう遠くないし浪速商業にしよう。ところでないわ商業の編入試験っていつだ?」
松山はそれは聞かれてもわからなかった。そこで
「じゃあ、明日、大阪駅で待ち合わせだ。旧国鉄の前で待ち合わせわかったな」
「ああ、旧国鉄ね」
長村はそういいバスを降りた。

____________8月20日_____________

長村は旧国鉄前で松山を待っていた。長村が来て十分ほどで松山が来た。
「わかったぞ8月25日だ」
「おいおい、後4日じゃねえか」
「まあ、心配ない」
まあ、心配ないって・・・
「とりあえず聞いておくが長村、偏差値は?」
「偏差値?中学時代は確か55だったな」
「それじゃあいけるかな。体育科は53だからいけるかな」
「それならいいな、まあ、頑張れよ」
こういって二人は別れ自分の住んでいる方向への電車に乗った。

_____________8月25日___________

長村と松山はあまり会話をせずに試験会場に入った。試験内容は国語、数学、英語、面接がある。まあ、あせらなければいけると思うが。
そして・・・
「以上で学力テストは終わりです。面接は二時間後ですので」
そして・・・
「ふう、面接も終わったな。後は帰るだけか」
長村は面接が終わると走りながら帰っていった。結果は合格、浪速商業野球部に所属することが出来た。

 

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