秋季大会

 

_____________9月10日____________

「今年の大会は早いな」
松山が長村に対して言った。
「大阪地区は激戦区でその後にも近畿大会が控えているからじゃないのか。それにしてもはやいな」
「まあまあ、そう気にするな」
山井監督が言うと長村と松山は話題を切り替えた。

開会式の後浪速商業は本日の第3戦だ。長村と松山は規定により試合には出場できないがベンチにいる裏方としてチーム支えることになった。

「スタメンを発表するで

1番 センター 越川
2番 ファースト 大倉
3番 ライト 福山 
4番 サード 大町 
5番 セカンド 吉原
6番 ピッチャー 伊達  
7番 ショート 原田 
8番 レフト 多田
9番 キャッチャー 橋元

以上だ。
「「「「「「はい!」」」」」」


「おっしゃあっ!!行ってこい」
「「「「「「っしゃ!!」」」」」」
ベンチで監督とナインの言葉が交わされグラウンドのほうへ向かった。1回戦のあいては岸和田工。聞いたこともない高校だ。

・・・・
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12−0コールドで1回戦突破。内容としては言うことなしだった。

_____________9月17日____________

「長村、今日の相手はどこだ?」
吉原さんが長村に聞いた。長村は何かを調べながら
「府立吹田高校です。去年は1回戦敗退」
「また聞いたことのない高校だな」
吉原さんは長村に礼をしてからグラウンドに向かった。後輩にこれくらいで礼をするとは礼儀正しいな。

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10−0この日もコールドで2回戦突破。ピッチャーの伊達は気になることはなかったが橋元の無安打とパスボールが少し気になったになった。

____________9月24日_____________

「今日の相手は・・・・南陽高校か」
「手強いな、今日は勝てるか少し微妙だな」
「確か南陽って夏はベスト8でしたよね。じゃあいけるんじゃ・・」
「長村、浪速商は南陽になぜか勝てないんだ。相性ってやつかもしれない」
長村の言葉を大町さんは異論を唱えグラウンドに向かった。

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1−0。浪速商業は接戦で勝ったがこの試合は次の試合にに影響しそうだ。
伊達が怪我をしてしまった。8回裏、ノーアウトランナー一塁でデッドボールを受けてしまった。伊達自身は平気と言い調べてもたいしたことはなくそのまま一塁に向かい原田さんの二塁打で一塁ランナーが生還、攻して均衡を破り伊達もそのままホームへ突っ込みキャッチャーと衝突してしまいタッチアウト。それだけならいいんだ
がその時肩を痛めたのか少しの間肩を抱えベンチに戻った。試合終了後肩が腫れだして全員で病院にいくと肩を骨折していた。



「伊達が骨折・・・次の試合はどうするべきか・・・・」
監督が頭を抱えナインも絶望的な顔をしていた。
次の試合は大阪商陰、最悪だ・・・

 

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