第二話 友との出会い

 

グラウンドに沈黙が流れた。しばらくして監督が話し始めた。

仙田監督 「・・・ご、合格だ。入部OK。が、頑張れよ・・・」
俺 「あ・・・はい!」
秋山キャプテンはまだ言葉が出ないようだ。

秋山キャプテン 「何だ・・・今のは・・・」
仙田監督 「川崎、下がっていいぞ。」
俺は言われたとおりマウンドをおりた。俺が歩いていると緑の髪の少年が話しかけてきた。

緑の髪の少年 「いやぁ・・・今の球すごかったね!君。」
俺 「君は誰だい?」
緑の髪の少年 「ん?僕かい?僕は斉藤拓郎(さいとうたくろう)。好きなアニメはドカベン。よろしく!」
俺 「あ、よろしく。俺の名前はさっき名前を呼ばれたから分かるだろう?斉藤君も野球部きぼうかい?」
斉藤君 「うん。でもテストまだうけてないけど。でもあの球・・・何か名前でもあるの?」
俺 「いやぁ、俺もストレートを投げようとしたらああなっただけでまぐれで出たんだ。俺もよくわからんよ。」
斉藤君 「無意識のうちに出たのか・・・すごいなぁ。あ、何か名前が無いならつけたら?」

俺 「そうだな・・・カワサキボールはどうだ?」
斉藤君 「あ、それ思いっきりパクッてるね。」
俺 「ばれたか。でもそれ以外に名前思いつかないからな・・・」
俺が考えてるうちに声がした。

秋山キャプテン 「斉藤拓郎!早く来い!」
斉藤君 「あ、すいません!それじゃ僕行ってくるわ。」
斉藤君は走っていった。
俺「俺がこの高校に入ってからの初めての友達だな。」

・・・

入部テストが全員終わった。

秋山キャプテン 「全員集合!今年入部できたのは入部希望者51人中18人だった。」
俺 「だいぶ減ったな。」
秋山キャプテン 「それでは今からグラウンド100週!」
俺 「ええー!?」

俺たちはグラウンド100週させられた。


次の日の学校
俺「誰か近づいてくるけど・・・」
その近づいてきた人は紫の髪をしていた少年だった。。

紫の髪の人 「あれ・・・君、昨日野球部ですごい球投げてた人だよね。」
俺 「そうですけど・・・君は?」
紫の髪の人 「私の名前は占光三(せんこうぞう)。君と同じ野球部さ。趣味は占。君と友達になりたいんだけど・・・」
俺 「いいぜ。よろしくな。俺は川崎だ。」
占 「それじゃ、授業行こうか。」
俺 「おう。」
占 「友達・・・か。」

 

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