第二十五話 あわてた朝

 

俺「明日から野球部か。」
この日は夏休み最終日の1日前。野球部は学校が始まる1日前から始まるから明日からだ。俺のデジタル時計は午前の3時をさしている。ま、この時計は4時間進んでいるから正しくは午後の11時だ。
俺「なになに・・・明日は10時から野球部だな。・・・もう寝よう。」

次の日

俺はカラスの鳴き声で起きた。
俺「はぁーあ。眠いな。そういえば今日は10時から野球部だ。」
俺は時計を見た。時計は午前の8時となっている。
俺「8時か。野球部は10時からだからもう一眠りして・・・ん!?8時!?確かこの時計は4時間遅れてたよな!?と言うことは今は・・・12時!?やばい!!いってきまーす!!!」
俺はあわてて駆け出した。
母さん「ちょっと!パジャマのままだよ!」
俺「おっとっと!そうだった!」
俺はあわてていたのでズボンをかぶってTシャツをはいてしまった。
母さん「逆だよ!」
俺「そうだった!!」
俺は着替えなおすと駆け出した。
母さん「バットは!?グラブは!?ユニフォームは!?」
俺「そうだった!」
俺は間違えて大根となべつかみと今脱いだパジャマをバッグに突っ込んだ。
母さん「そんなんで野球ができるの!?」
俺「うわ!間違えた!」
俺はバットとグラブとユニフォームをバッグに突っ込んだ。
俺「いってきまーす!!」
母さん「ちょっと!お弁当は!?」
俺「忘れてた!」
俺は机の上の花瓶を間違えてつかむとバッグに突っ込んだ。バッグの中が一瞬でびしょびしょに・・・
俺「間違えた!ユニフォームがぬれた!」
母さん「こっちだよ!ユニフォームはどうするの!?」
俺は弁当をバッグに突っ込むと駆け出した。
俺「ユニフォームはこのままでいい!行ってきます!」
母さん「ちょっと!歯磨きは!?」
俺「あーもーめんどくさいなぁ!」
俺は間違えて靴磨きようのブラシにからしを塗りたくって口の中に突っ込んだ。
俺「うげぇ〜」
母さん「なにやってんだよ!」
俺は間違えて髪をとくブラシに父さんの発毛クリームを塗りたくって口の中に突っ込んだ。
俺「うげぇ〜」
母さん「ばかだねぇ!こっちだよ!」
俺は歯ブラシには磨き粉を塗りたくって口の中に突っ込んだ。
母さん「ちょっと!」
俺「はは、はひは、はふほ?(←訳 まだ、なにか、あるの?)」
俺は歯ブラシを突っ込んだまま話した。
母さん「朝ごはんは!?」
俺「ひははい!(←訳 いらない!)」

 

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