第二十六話 特別練習

 

俺は歯ブラシを洗って、うがいをした。
俺「行ってきます!」
母さん「パンだけでも食べていきなさい!」
俺「わかったよぉ。」
俺は間違えてパンがおいてあったお皿を口に入れた。
俺「かたっ!」
母さん「あんたお皿食べるのかい!?」
俺「間違えたんだよ・・・行ってきます!」
俺はパンを銜えたまま家を出た。

野球部

俺「ハァハァ・・・川崎洋介、ただいま到着・・・」
仙田監督「遅刻だ。大遅刻だ。3時間遅刻だ。」
俺がここに来るまでに午後の1時になっていたらしい。
峯川「遅いでっせ。」
占「気がゆるんでるよ。」
仙田監督「罰として近くのスーパーに納豆を買って来い。ただし!タイガース納豆だ。タイガース納豆が無かったら帰ってくるな。」
俺「そんなぁ・・・」
仙田監督「お金は渡す。」
そういって仙田監督は100円を渡してくれた。
俺「100円で足りるんすかね?」
仙田監督「大丈夫だ。ただしレシートをもらって来い。つり銭が足りなかったら・・・行って来い。」
俺「ひー」
俺はスーパーに向かってダッシュした。

スーパー

俺「まったく・・・に、しても納豆なんて何に使うんだろう。」
俺は野菜売り場を過ぎて納豆売り場に出た。
俺「えーっとタイガース納豆はどこかな。ジャイアンツ納豆・・・ホークス納豆・・・オリックス納豆・・・スワローズ納豆・・・ドラゴンズ納豆・・・ライオンズ納豆・・・ファイターズ納豆・・・マリーンズ納豆・・・ベイスターズ納豆・・・カープ納豆・・・デビルレイズ納豆・・・ヤンキース納豆・・・ホワイトソックス納豆・・・マリナーズ納豆・・・タイガース納豆・・・これだな。」
さまざまなチームの納豆を発見してから、俺はタイガース納豆を発見した。値段は税込み86円。つり銭は14円か。

野球部

俺は14円とレシートとタイガース納豆を持って野球部のグラウンドに帰ってきた。
俺「は、腹減った〜」
仙田監督「遅いぞ。なになに・・・よし。OKだ。弁当でも食べな。」
俺「死ぬ・・・」
俺が周りを見渡すとみんな変な練習をしていた。峯川はキャッチャーをやっているし、占はサンドバッグに体当たりしてるし、チームメイトの一人はテレビゲームやってるし、チームメイトの一人は紙を切ってるし、チームメイトの一人はギャグを言っているし・・・ほかにもいろいろしている人がいる。
仙田監督「おい、占。もういいだろう。」
占はサンドバッグに体当たりするのをやめた。
占「・・・!あっ!」
仙田監督「思いついたようだな。」
占「思いつきました。ありがとうございます。「サンドバッグ練習。」」
俺は仙田監督にたずねてみた。
俺「あのー・・・みんな何をやってるんですか?」
仙田監督「ああ、みんなは「仙田特別練習」をしてるんだよ。」

 

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