第三十一話 遅すぎたアレ

 

時は流れ、ついに秋の大会がやってきた。いっておけば、甲子園に行くには全部で4試合勝ち抜かなければならない。で、ものすごい展開が待っていた・・・

試合が行われるグラウンド

俺「今日は大会、1回戦の日だな。」
占「そうだな。対戦相手は小宮山(こみやま)高校か・・・夏の成績はあまりよくなかったらしいよ。」
斉藤君「そういえば・・・」
俺「なんだい?」
斉藤君「スタメン発表・・・まだだよな。」
俺「!」
占「!」
そういえばそうだ。スタメン発表まだだ。
俺「だ、誰がピッチャーやるんだ!」
占「セカンドは誰が守るんだ!」
斉藤君「四番は誰だ!」
仙田監督「全員、守備位置につけー!始まるぞ!」
俺「守備位置につけーって言われても・・・」
占「監督!スタメン発表まだですよ!」
仙田監督「そんなことはわかっている。」
占「えー!」
仙田監督「そうか・・・今日までの成績を見ていればスタメンは一発でわかるんだが、みんなには分からんか・・・分かった。まず、ピッチャーは川崎だ。キャッチャー、青木。」
芳川はまだ病院だ。
仙田監督「ファースト三浦、セカント占、サード田村、ショート峯川、レフト江川、センター斉藤、ライト足立。以上。分かったら守備位置につけ。」
スタメン全員「は、はいっ!」
俺たちはそれぞれの守備位置についた。そういえば背番号は?
仙田監督「おっと、ここにそれぞれのサイズに合わせて背番号をつけたユニフォームがあるから着替えろ。ズボンもな。」
俺たちは着替え始めた。
友子「ちょ、ちょっと!ここで着替えないでよ!バカ!」
俺たち「あ、ごめん。」
俺たちはベンチ裏で着替えた。ここには一応ベンチ裏があったから。

俺「全員!行くぞ!」
スタメン全員「おー!」
俺たちは着替えてから守備位置に行った。
友子「大丈夫かしらねぇ。」
ほかの人たち「ベンチ入りは?」
仙田監督「必要なときに言う。ユニフォームは渡すからな。」
友子「裏で着替えてよね。」
うちの高校は入部試験のせいで結構部員数が少ないので、全員ベンチにきても十分入る。なので全員ベンチに来ているのだ。

「カキーン!!!」
及川高校対小宮山高校、5対0で及川高校が快勝した。俺は31人の打者に対して破安打4とかなりいい成績だった。打撃では5打席2安打。占は3安打猛打賞。打点は0だったが。斉藤君は3打席連続ホームランだった。そして峯川が2安打、四球が1だった。
俺「かなりいい成績だったな。」
占「次は安藤(あんどう)高校だね。この高校もマークするまでもないね。」

で、その安藤高校にも快勝したのであった。

 

 

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