第四話 占い

 

占 「そうだ。二人とも何か占ってあげようか。」
俺 「いきなりだなぁ。まあいいや。占ってよ。」
斉藤君 「僕もたのむよ。」
占 「それじゃ早速占おうかな。」

占 「さて、二人の占い結果が出たよ。まずは川崎君。」
俺 「俺だな。なんだい?」
占 「川に注意。」
俺 「川か・・・(あたるのかな)。」
占 「次に・・・斉藤君。」
斉藤君 「なになに・・・」
占 「白に注意。」
斉藤君 「白?ってなんだろう・・・」
俺 「あたるのか?」
占 「うん。中学のときも百発百中だったよ。」
俺 「ふーん。」
斉藤君 「俺ちょっとグラウンドに行ってくるよ。」
俺 「俺も行こう。」

グランド

斉藤君 「白に注意・・・まさかボールのことか!?今日はボールに当たらないよう、注意しよう。」
そのとき後ろから何かが斉藤君の尻に噛み付いた。
斉藤君 「いってー!!!」
俺 「犬だ。」
斉藤君 「いたいんだよ!犬!」
そのとき変なおばさんがグラウンドに入ってきた。
おばさん 「ちょっと!シロちゃんじっとしてなきゃだめでしょ!」
俺 「シロ?あのー・・・この犬の名前ってシロですか?」
おばさん 「そうよ。」
斉藤君 「なるほど・・・シロに注意か・・・」

バタン


帰り

俺 「斉藤君、災難だったな。犬にかまれて3ヶ月入院だってさ。俺は確か・・・川に注意か。ん?川原に出たぞ。気をつけなければ。」

そして俺はなんとか無事に川原を抜けられたのであった。
俺 「よし。これでもう大丈夫だろう。」
とそのとき後ろから黒っぽいものが飛んできた。その黒っぽいものは俺の頭にクリーンヒットした。
俺 「いてぇ!なんだこれ・・・」
俺が見たのはワニの皮でできたのバックだった。
俺 「なるほど・・・皮に・・・注意・・・か・・・」

バタン


俺が目覚めたのは病院のベットだった。
俺 「ここは・・・病院?」
看護婦さん 「気付きましたね。」
俺 「俺、どうしたんだろう。」
看護婦さん 「あなたはあの奥さんが間違って投げてしまったバッグに当たって病院に運ばれてきたんですよ。」
俺 「な、なにぃ・・・で、すぐ退院できるんですか?」
看護婦さん 「残念ですが・・・退院は3ヶ月後です。」
俺 「がーん・・・」

てなわけで俺は3ヶ月入院生活をすごすことになった。

 

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