第四十六話 修行9 〜謎の地下室探検〜

 

俺「で、ここどこだなんだろう。」
智子「それはうちもよく分からへんねん。」
俺「とりあえず出口を探そう!」
俺は歩き出した。
智子「あ!そこ・・・」
俺「へ?」
「ツルッ」
俺「うひゃっ!」
俺は足を滑らせて落ちかけた。しかし間一髪で石でできた床の角をつかんで宙ぶらりんになった。
智子「そこは床が無くなってるって言おうとしたんやけど。」
俺「それを早く言えよ!」

俺は体勢を立て直した。
俺「で、この床がなくなってる下にはなにが?」
智子「この床のなくなってる下にはうちが調べたところ、水があるらしいんや。水がある池みたいなとこは結構広いらしい。多分向こう側までうちの身長の25倍以上あると思うわ。」
俺「ふーん。」
智子「あ、そうや。うちが普段暮らしてるところにつれてったる。」

智子さんにしばらくついていくと、たいまつが壁にかけられ、明るく照らされているスペースに出た。床にはわらを編んで作ったシートが敷いてある。ここの両側にはちゃんと壁がある。ま、池らしきものはないということだ。
智子「うちが調べて見たんやけどな、この部屋ものすごい広いねん。」
俺「ここって部屋なのかなぁ。通路?」
智子「ま、そうやな。で、うちは出口も見つけることもできんかった。」

 

 

第四十七話へ

及川高校物語メニューに戻る

小説メニューに戻る

ホームに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送