第六話 スタメン発表、夏の大会

 

監督「まずはスタメンの発表だ。名前を呼ばれたら背番号を取りにくるように。1番谷川!2番坂田!3番松田!4番秋山!5番荒井!6番大川!7番片岡!8番原板!9番江川!以上。」
俺「やっぱりスタメンには入っていなかった。」
監督「つぎ、ベンチ入り。あ、それと今年から18人になった。まずは10番、高橋!次・・・・・・以上。」
俺「ベンチにも入ってなかったか。ま、当たり前か。」


大会の日

俺「応援するぞ。がんばれー!・・・負けたか。」
自慢じゃないが、及川高校はいつも一回戦で負けている。甲子園なんて夢の夢だ。


学校

斉藤君「もうすぐキャプテンの挨拶だな。」
俺「うん。次期キャプテンはだれかな。」
斉藤君「ボールを投げてそれをとった人がキャプテン・・・なんてな。」
俺「それは無い。
秋山キャプテン「今日で、俺たち3年生は卒業する。それで次のキャプテンだが・・・ボールを今から投げるからそれをとった人がキャプテンだ。」
斉藤君「ほ、ほら。言ったとおりだろう。」
俺「マジで!?」
秋山キャプテン「ウソだ。次期キャプテンは・・・原板。お前にまかせた。」
原板先輩「お、俺ですか!?」
秋山キャプテン「やってくれるよな。」
原板先輩「・・・わかりました。頑張ります!・・・ウッ!?腹の調子が・・・トイレ行ってきていいですか?」
秋山キャプテン「行って来い。」
こうして原板先輩がキャプテンになった。


夏休み前。

斉藤君「フフ・・・もうすぐ夏休みだ・・・」
占「斉藤君、怖いよ。」
斉藤君「みんなは何か予定はあるのか?僕は旅行に行くつもりだ。」
占「ぼくはアルバイトで予定はいっぱいさ。」
俺「俺はちょっと旅に出ようかなぁ・・・って。」
斉藤君「旅か。」
占「僕が二人の運勢を占ってあげようか。」
俺「頼むよ。」
占「まずは・・・斉藤君。」
斉藤君「なんだい?」
占「かぜに注意。」
斉藤君「風邪か。」
占「次は川崎君だね。」
俺「なんだ?」
占「北に福あり。」
俺「北か・・・」
占「二人ともエンジョイしてこいよ。」
俺「占も頑張れよな。」
占「ありがとう。」
そのとき原板キャプテンが叫んだ。
原板キャプテン「今日の練習は終わり。明日から夏休みだ。来たい人は来ていいそうなので、来いよ。以上!あ、腹が痛い・・・」
監督「トイレ行って来い。」
俺「明日から夏休みか・・・楽しい夏休みを過ごすぞ!」

 

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