第七十一話 最後のスタメン発表

 

7月・・・
野球部
俺「さて、峯川。今日でこの「原板練習」も上の中の上まで来たわけだが・・・ノルマは480回。やるかい?」
峯川「もちろんですわ。ここまで来てあきらめてたまりますかいな。」
俺「よし、気合十分。んじゃ、いけ。」

一分後
俺「しゅうりょーう!」
峯川「ふーう・・・」
俺「数は・・・463回!・・・残念だったな。」
峯川「・・・そうでっか。」
俺「次があるさ。」
友子「みんな、集合!」
みんな集まってきた。
俺「なんだろうな?」
斉藤君「ベンチ発表じゃねえかな・・・」
仙田監督「よし、みんな集まったな。それでは、今からスタメンを発表する!呼ばれたら、背番号を取りに来るよう。」
俺「俺、入ってるかなぁ。」

仙田監督「まずは1番、川崎!2番、芳川!3番、村松!4番、占!5番、青木!6番、峯川!7番、田中!8番、斉藤!9番、江川!・・・以上がスタメンだ。」
俺「入ってたぞ。良かった良かった。」
仙田監督「続いて、ベンチ入り。10番、山崎。11番、阿部。12番、赤木。13番、三浦。14番、中田。15番、田村。16番、佐川。17番、深谷。18番、足立。以上だ。大会は来週。それまでにもっと強くなっておけ。以上!今日は解散!」
全員「ありがとうございました!」

俺「青木はすごいな。もうスタメンだよ。」
占「僕らにとっては、最後の大会となるわけだね。」

次の日の学校
昼休み、教室
俺「なあ、占。メロンパン分けてくれよ。」
占「なんで?」
俺「弁当持ってくるの忘れたんだよ・・・」
占「あーあ・・・」
と、そのとき誰かがドアを開けて入ってきた。
仙田監督「おい!川崎はいるか!」
俺「うわっ!監督、どうしてここに?」
仙田監督「いや、今日、地方大会の抽選に行くぞ。大丈夫だ、先生に許可は取ってある。さあ、行こう。」
俺「そんな急な話が・・・」
仙田監督「とっとと、ついて来い!」
俺「は、は〜い・・・」
仙田監督「ここの地方は変な抽選の仕方をするからな。」

会場
会場に入ると、広々とした会場に箱が一個と、パソコンがおいてあった。変なおじさんが一人、立っていた。
仙田監督「会長、及川高校監督、仙田です。」
会長さん「はい、及川高校だね。」
会長さんはパソコンをうちはじめた。
会長さん「それじゃ、くじをひいて。」
仙田監督「川崎、お前がひくんだぞ。」
俺「えっ、俺ですか?」
仙田監督「お前、秋の大会のときにここにつれてきたじゃないか・・・」
俺「あれ?そうでしたっけ?」
仙田監督「それじゃ、早くひけ。」
俺「は、はい。」
俺は箱の中に手を突っ込み、紙を一つ引いた。
俺「なになに・・・「4」?」
その紙には「4」と書いてあった。
俺「4です。」
会長さん「4ですか。」
また会長さんはパソコンに向かった。
会長さん「えーっと・・・及川高校の第1回戦は八方高校と戦います。それでは、帰っていいですよ。」
仙田監督「ありがとうございました。」
俺「あ、ありがとうございました。」

俺「今回は展開、早かったかな・・・ま、とりあえず1回戦は八方高校と戦うのか・・・勝てるかなぁ。」

 

 

第七十二話へ

及川高校物語メニューに戻る

小説メニューに戻る

ホームに戻る

 

 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送