第17話 別れ、旅立ち、また会う日まで


次の日俺は、父さんや母さん。そして、桜、 桜のおっちゃん、おばちゃん達も呼んでバーベキューをした

他愛もない話や、お互いの話、世間話・・・

最初はそんな感じで時間が進んでいった・・・

もうお開きにしようかという時間になり・・・、俺は桜と二人になった・・・

「もう明日、いなくなっちゃうんだね・・・。」

さびしそうに桜はそういった

「まぁな・・・。」

それ以上掛ける言葉が出てこなかった

「でもさ、もう二度と会えなくなるってわけじゃないんだよね?」
「当たり前だろ!?なんなことあるわけねぇじゃん!!」
「よかった・・・。」

口ではそういっていたが、桜の顔は「よかった・・・。」という顔はしていなかった
そんな顔をしている、桜を見ながら俺はこういった

「俺、ちっさい時からプロ野球選手になるのが夢だったんだよ。」
「知ってるよ。いつも言ってたよね。俺はでっかくなったら、プロ野球選手になって、強打者を三振にとってやるって・・・。」

「あぁ。でも今は違うんだ。」
「えっ?違うの?」
「今の俺の夢は、今のチームで世界に出て、力をつけて帰ってくる・・・。そして、日本球界をきりきり舞いさせてやるんだ!!」
「煉矢なら出来ると思うよ。二つ目の夢・・・。」

「ありがとう・・・。」
「応援してるからね。」
「待ってて・・・くれるよな・・・?」
「うん!!もちろんだよ。」

「そん時に、思う存分見せてやるよ。俺の野球を。」
「嫌になるほど見せ付けてくれるんでしょ?約束したもんね。」
「あぁ!!」
「がんばってね・・・・。」

そういって、桜は足早に家に帰っていった
俺もそのほうがいいと思った
あまり長く話しすぎると、帰ってくるとはいえ、別れるのがつらくなりそうだったから・・・
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そして、1月3日
朝5時に起床し、指定された場所へ向かった
俺の・・・二つ目の夢を・・・かなえるために・・・


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